マリーンズ探検隊のブログ

千葉ロッテマリーンズファンです。マリーンズに関すること色々コメントします。

益田選手&鈴木大地選手が4月中にもFA取得!FA制度意外と細かいことがわからない。

 4月にロッテ益田選手と鈴木大地選手が国内FA取得とのニュースが出ました。FAと言えばロッテが昨年のストーブリーグで丸選手獲得に動きましたが残念ながら巨人に入団となったのが記憶に新しいところです。

 今年のストーブリーグはこの二人の去就が注目されるところではありますが、まだペナントレースが5月でシーズン真っ只中。当事者はFAどころではないでしょう。ただこの二人は今シーズンは調子がいいですね。益田投手はここ2試合連続でリリーフ失敗とはなりましたが、早くも21試合登板で10セーブ。このまま30セーブ達成してしまうとクローザーが喉から手が出るほど欲しい東京にある某球団が狙ってきそうですね。鈴木選手も打率282で好調をキープしています。内野は全部守れて体は頑丈。故障で離脱することはまずない隠れた鉄人です。他球団からも十分オファーがあると思います。

 益田投手は1000試合登板できる可能性がある大投手だと思いますし、鈴木大地選手は引退後もロッテの監督候補なる逸材のため、是非とも残って欲しい二人です。

  

    そのFA制度ですが大まかな内容はわかるのですが、自分自身細かい規定を知らないため勉強の意味で整理してみました。

 

FAには「国内FA」と「海外FA」の2通りあります。

 

・国内FA ー 日本のプロ野球全球団と交渉・契約できる権利。取得には8シーズン必要。

・海外FA ー 日本のプロ野球だけでなく、メジャーなど海外のチームとも交渉・契約できる権利。取得には9シーズン必要。

 

 FA権を獲得する条件の「シーズン」とは1シーズン145日の出場選手登録(一軍)が条件となります。1シーズン145日に満たない場合は、他シーズンの登録日を合算し、145日になった場合は1シーズンとしてカウントされます。

 

 益田選手も鈴木選手も今シーズンでプロ入り8年目ですね。二人ともほとんど一軍登録されているため4月に早くも取得済みですね。仮に高卒の選手がプロ1年目から試合出場を続けた場合、最短で26才頃に国内FA権利を取得することになります。

 

 そして、選手がFA権を行使することを「FA宣言」といい、日本シリーズ終了から7日営業日以内に宣言しなければなりません。選手がFAにて他球団に移籍すると、選手を獲得した新球団は旧球団に対しての「補償」が発生します。

補償の内容はFAした選手の旧球団時の年棒によるランクにより異なります。

 

そのランク付けは以下の通り。

 Aランク・・年俸上位1位~3位(外国人選手除く)

 Bランク・・年俸上位4位~10位(外国人選手除く)

 Cランク・・年俸11位以下(外国人選手除く)

そして、補償内容は移籍した選手のランクにより「人」と「お金」で補償します。

 Aランク・・「人 +(旧球団)年俸50%の金銭」or「年俸80%の金銭」

 Bランク・・「人 +(旧球団)年俸40%の金銭」or「年俸60%の金銭」

 Cランク・・補償なし

 

 仮にロッテでは益田選手は推定年棒日本人選手の中でNo.3のため(Aランク)です。FAで他球団に移籍した場合を考えてみましょう。この場合、移籍先の新球団は旧球団に対し「選手+お金(年棒50%分)」か「お金(年棒80%分)」を補償する必要があります。

 新球団が「選手+お金(年棒50%分)」を選んだ場合、旧球団はFA契約が公示された日から「40日以内」に獲得する選手を選び、新球団に対して回答することになります。

 また、FAで選手を獲得した球団の人的補償ですが、これは全選手から選んでOKではありません。球団が人的補償での流出を避けるために選ぶのが「プロテクト」です。前述のように、FAした選手に対する補償として「人(人的補償)」があります。しかし、FAした選手を獲得した球団は「28名」の選手を「プロテクト」として、人的補償の対象外とすることができます。つまり、プロテクトされた選手はFAの補償として選ばれることはありません。旧球団からすると「リスト漏れ」になった選手から人的補償として選ぶことになります。

 FAの時に話題になるのが、この28名の選手「プロテクトリスト」です。プロテクトリストは非公開ですが、チームから出て行っては困る主力、人気選手がリストに載ります。逆に成績が低迷した選手などは心配になることもあるでしょう。

 2018年ストーブリーグでは巨人入りした丸選手に対する人的補償は長野選手、炭谷選手の人的補償は内海選手となりました。このように誰がFAするのか?しないのか?だけでなく、誰がプロテクトから漏れて人的補償に選ばれるのかも毎回大きな注目を集めることになります。

 

 さあ2019年のストーブリーグは益田選手・鈴木選手がどんな判断を下すか楽しみです。でも千葉ロッテ5月26日現在4位ですが十分上位を狙える位置います。まずは高望みせずAクラスを目指し応援しましょう!

 

千葉ロッテマリーンズプロ野球#FA制度#益田直也鈴木大地

 

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